教員の履歴書・職務経歴書の書き方と例文
教員の履歴書・職務経歴書の書き方で大切なのは、教員免許状の種類、担当してきた学年・教科、そして数字で示せる実績の3点を、採用担当者がすぐに読み取れるようにすることです。履歴書は決まった様式に学歴・職歴・免許を記入する書類なので、経験や実績は職務経歴書で伝えます。このページでは、1カラムでATS対応のデザインを使った職務経歴書の記入例、項目ごとの書き方、そのまま使える実績の例文、学校が重視するキーワードを紹介します。
デザイン:Classic · 1カラム · ATS対応
教員の職務経歴書 記入例
教員の職務経歴書の書き方:項目別
校長や採用担当者が1通の書類に目を通す時間は1分ほどです。重要な情報が先に来るよう、次の順番でまとめましょう。
1. 基本情報
氏名、希望職種(例:小学校教諭・学級担任)、電話番号、メールアドレス、住所(市区町村まで)。顔写真や生年月日は履歴書に記入する項目なので、職務経歴書には不要です。
2. 職務要約
3〜4行で、教員経験の年数、担当した学年・教科、いちばんの強み、数字のある実績を1つまとめます。職務経歴を書き終えてから最後に書き、応募先に合わせて調整しましょう。
3. 職務経歴
新しい勤務先から順に書きます。学校ごとに職名(教諭・常勤講師など)、学校名、所在地、在職期間を書き、実績を3〜5項目で示します。各項目は具体的な行動から書き始め、学級の人数、支援した児童生徒、取り組みによって何が変わったかを明確にしましょう。
4. 学歴
教員養成課程などの学部・学科、大学名、卒業年。新卒や経験の浅い方は、ここに教育実習の内容も加えます。
5. 免許・資格
教員免許状は「小学校教諭一種免許状」「中学校教諭一種免許状(英語)」のように、学校種・種類(専修・一種・二種)・教科まで正式名称で書きます。特別支援学校教諭免許状、救命講習なども加えましょう。学校は免許で応募者を絞り込むことが多いため、略さずに書くことが大切です。
6. スキル
求人に書かれている6〜10個のスキルを選びます:授業づくり、学習評価、学級経営、特別な支援が必要な児童生徒への対応、使っているICTツールなど。人柄に関するスキルは短く書き、実績の例文で裏付けましょう。
7. その他
語学、部活動やクラブの顧問、校内の分掌、研究授業や研修の受講歴。各1行で十分です。書類上の条件が同じ応募者が並んだときの決め手になります。
教員の職務経歴書に使える実績の例文
ⓘ 以下の数字はサンプルデータです。小さな数字でもかまわないので、ご自身の実際の数字を使ってください。
学級経営
- 児童32名の学級で落ち着いた生活のルールをつくり、2学期間で生徒指導上のトラブルを40%減らした
- 1日の流れの掲示と落ち着けるスペースを導入し、活動の切り替えにかかる時間を短縮した
- 学習支援員2名と連携し、国語の授業で毎時間少人数のグループ学習を実施した
授業づくり・教材研究
- すべての主要教科で、3段階の習熟度に合わせた授業と課題を作成した
- 4年理科の単元を観察・実験中心に組み直し、学年の3学級で採用された
- 学年で共有する指導案・ワークシート120点のデータベースを作成した
学習成果
- 1年間で、学年相当の読解力に達した児童の割合を64%から82%に引き上げた
- 毎週の補充学習により、算数の単元テストの平均点を11点向上させた
- 市の学力調査で、担任学級の国語の平均正答率が市平均を8ポイント上回った
保護者・地域との連携
- 年3回の個人面談で、全家庭(100%)と面談を実施した
- 学校の連絡アプリで、週1回の学習の様子を保護者に発信した
- クラブ活動で将棋クラブを担当し、児童18名が市の大会に2回出場した
免許・資格
- 小学校教諭一種免許状(2018年3月取得)
- 特別支援学校教諭二種免許状(2022年取得)
- 普通救命講習 修了(2025年)
教員のスキルとATSキーワード
専門スキル
- 授業づくり・指導案作成
- 習熟度別・個別最適な学び
- 形成的評価・総括的評価
- 学級経営
- カリキュラム・マネジメント
- 読解・国語の基礎指導
- 特別支援教育(個別の指導計画)
- 日本語指導が必要な児童生徒への支援
- データを活用した授業改善
- Google Classroom、ロイロノート、電子黒板
ヒューマンスキル
- 保護者とのコミュニケーション
- 忍耐力
- 共感力
- 計画性
- チームワーク
- 柔軟性
ATS対策のキーワード
私立学校や教育関連企業の求人サイトでは、採用管理システム(ATS)で求人の言葉と書類を照合することがあります。事実と一致する範囲で、求人に書かれている言葉をそのまま使いましょう。例:
- 教員免許状
- 学級担任
- 授業づくり
- 学級経営
- 個別最適な学び
- 学力向上
- 学習評価
- 学習指導要領
- 特別支援教育
- 保護者対応
- ICT活用
- 校内研修
ケース別:新卒・英語教員・小学校・中学校/高校
新卒・教員未経験の方
学歴と教育実習を最初に書きます。実習は仕事と同じように、学年、学級の人数、担当した単元、成果を1つ書きましょう。塾講師や家庭教師のアルバイト、学習支援ボランティア、子ども向けキャンプの経験も加えます。
英語教員・ALT
中学校・高等学校教諭免許状(英語)や TEFL、TESOL、CELTA などの資格、指導した年齢とレベル(例:A1〜C1)、学級の人数、英検や IELTS の合格・スコア実績を書きます。話せる言語やオンライン授業のツールも記載しましょう。
小学校教員
全教科の指導経験、低学年の読み書き・計算の基礎指導、学級の生活ルールづくり、保護者や学習支援員との連携をアピールします。
中学校・高校教員
担当教科と学年を最初に書き、受験学年の担任経験や合格実績、進路指導、担当した部活動や分掌、準拠している学習指導要領を明記します。
教員の職務経歴書でよくある失敗
- 「国語を担当」のように職務だけを書き、数字のある実績を書いていない
- 教員免許状の学校種・種類・教科を書いていない、または略称で書いている
- どの学校にも同じ書類を送り、求人内容に合わせていない
- 2カラムや表、画像化した文字など、ATSが読み取れないデザインを使っている
- 短い箇条書きではなく、長い文章で書いている
- マイナンバー、宗教など、職務経歴書に不要な個人情報を書いている
教員の履歴書・職務経歴書 よくある質問
教員の職務経歴書はどの形式がよいですか?
新しい順に書く「編年体式」を、シンプルな1カラムのデザインでまとめるのがおすすめです。基本情報、職務要約、職務経歴、学歴、免許・資格、スキルの順にすると、校長も読みやすく、ATSにも正しく読み取られます。
職務経歴書は何枚にまとめればよいですか?
新卒・経験の浅い方は1枚、経験のある方は2枚までが目安です。大学教員の公募では、研究業績書など別の書類が求められます。
履歴書と職務経歴書はどう違いますか?
履歴書は決まった様式に写真、学歴・職歴、免許・資格を記入する書類で、職務経歴書は担当した業務と実績を自由な形式でまとめる書類です。公立学校の教員採用試験では自治体が指定する出願書類を使い、私立学校や転職では履歴書と職務経歴書の両方を求められることが多くあります。このページの例は職務経歴書です。
教員経験がない場合は何を書けばよいですか?
学歴と教育実習を先に書き、塾講師や家庭教師のアルバイト、学習支援ボランティア、子ども向けの活動を加えます。何を、誰に教え、どんな成果があったかを示しましょう。
どんなスキルを書けばよいですか?
求人に書かれているスキルです:授業づくり、学級経営、習熟度に応じた指導、学習評価、特別な支援や日本語指導が必要な児童生徒への対応、使っているICTツール。人柄に関するスキルは、例文の実績で裏付けましょう。
このテンプレートは無料で使えますか?
はい。MyEasyCVの作成画面でこのデザインを開き、アカウント登録をすれば無料で書類を作成できます。ダウンロード方法については料金ページをご覧ください。
海外の学校に応募するため、書類を翻訳できますか?
はい。今の書類をアップロードして言語を選ぶと、MyEasyCVがその言語でATS対応のデザインに書き直します。確認と編集をしてからご利用ください。
このデザインで教員の職務経歴書を作成する
同じデザインを選んだ状態で作成画面を開き、ご自身の経験と実績を入力したら、応募の前にATSチェッカーで確認しましょう。