例1:日本語 → 英語(外資系企業への応募)
名古屋の自動車部品メーカーで経理を担当している佐藤さんは、東京の外資系企業の経理職に応募します。応募には英文のCVが必要です。佐藤さんの元のCVは日本の書類の書き方そのままで、日付は和暦(令和3年4月)、役職は「主任」、資格欄には日商簿記、個人情報には生年月日と年齢が入っています。
この例で使った追加メモ
英文はアメリカ英語で書いてください。
日付は西暦にして「Apr 2021」の形式で書いてください。
氏名はローマ字で「Kenta Sato」と書いてください。
「経理部 主任」は "Senior Accountant" と訳してください。
会社名は英語表記に、大学名は公式の英語名にしてください。
日商簿記とTOEICには短い説明を付けてください。
| 記号 | 日本語のCV | 英語のCV | 理由 |
|---|---|---|---|
| A | 経理部 主任 | Senior Accountant | 「主任」を直訳した Chief は、英語では経営幹部(CFO の Chief)を思わせ、誤解のもとです。係長・課長などの肩書きは英語圏の職位と一致しないため、仕事の内容がわかる英語の役職名にします。ここではメモで訳を指定しました。 |
| B | 令和3年4月 – 現在 | Apr 2021 – Present | 和暦は海外では通じないので、西暦にします。「現在」「現在に至る」は Present。米国式の英文CVでは「月の略称+年」が一般的で、形式はメモの指定どおりです。 |
| C | 職歴、学歴 | Experience, Education | 見出しは、デザインがCVの言語に合わせて表示します。 |
| D | 経済学部 経済学科 卒業(学士(経済学)、GPA 3.1/4.0)· 名古屋大学 | BA in Economics, GPA 3.1/4.0 · Nagoya University | 学士(経済学)は BA in Economics。「卒業」とは書かず、卒業年月で示します。GPA は4.0満点のまま、換算しません。大学名・会社名は初期設定では元の表記(漢字)のまま残るため、英語名はメモで指定しました。 |
| E | 生年月日:1991年7月3日(満35歳) | Date of birth: Jul 3, 1991 (age 35) | 翻訳では削除されず、そのまま訳されます。日本の履歴書では必須の生年月日・年齢・証明写真は、年齢などによる差別を避けるため、米国や英国の英文CVには書かないのが一般的です。佐藤さんはダウンロードの前に、エディターでこの行を削除します。 |
日本の履歴書・職務経歴書の用語と、英語での書き方
- 履歴書+職務経歴書
- 英語圏では1通の CV(米国では résumé)にまとめます
- 氏名(ふりがな)
- 名・姓の順で Kenta Sato、または姓を大文字にして SATO Kenta。漢字のまま残らないよう、メモで指定します
- 令和・平成(和暦)
- 西暦に統一します。令和3年=2021年、平成29年=2017年
- 現在に至る/以上
- Present/英語では「以上」は書きません
- 入社・一身上の都合により退職
- 書きません。会社名・期間・役職・実績だけを書きます
- 主任・係長・課長・部長
- 直訳せず、仕事の内容で表します。目安は係長 Supervisor、課長 Manager、部長 Head of … / Director
- 学士(経済学)・修士(工学)
- BA in Economics・MEng(または MSc in Engineering)
- 日商簿記2級・TOEIC 860点
- 海外では知られていないことがあります。団体名と満点(TOEIC L&R は990点)を添えます
- 証明写真・生年月日・年齢・性別・配偶者・扶養家族
- 米国・英国の英文CVには書きません。翻訳では残るので、作成後にエディターで削除します
くわしくは英文履歴書の作成:日本語の履歴書と職務経歴書を英語の1通にもご覧ください。












